通訳 2019 6 16

「古豆腐屋」
 今の時代は、通訳なしで、
アメリカ人と会話ができる人が多くなったでしょうが、
やはり、そういう人であっても、通訳は必要です。
(もちろん、日常会話を楽しむ程度ならば、通訳は不要です)
 私は、映画が好きで、
話題になったハリウッド映画は、たいてい見ています。
 私は、それほど英語が得意ではありませんが、
それでも、たまに映画の字幕に疑問に思うことを見つけます。
 欧米文明は、根底にキリスト教があります。
だから、俳優の何気ないセリフも、
実は、聖書では、あのページを引用していると思えることがあります。
 私は、英語をちょっと変わった方法で習得したのです。
和英対称の新約聖書で、英語を勉強したのです。
 聖書のページを開くと、
左半分が日本語、右側が英語になっているのです。
 国際交流とは、語学ではありません。
歴史や文化の交流のことです。
 私は、フランス語を全く勉強したことがありません。
それでも、フランス旅行では、全く困ることはありませんでした。
私は、フランスの歴史、文化、政治、経済、農業をよく知っていたからです。
(フランスは、農業大国です)
 さて、アメリカ英語は、一種の方言だと思います。
発音の仕方が、イギリス英語と比べて独特なうえに、リエゾンが多すぎます。
 リエゾンとは、「Not at all」をアメリカ人が発音すると、
日本人には、「ナロオ」のようにも聞こえます。
日本人ならば、「ノット アット オール」と発音するでしょう。
 しかし、日本人英語のほうが国際的です。
国際会議で、アメリカ人が登壇すると、
多くの外国人が同時通訳のイヤホンを手に取りますが、
日本人が登壇して英語を話すと、
多くの外国人は、イヤホンを使わずに聞いているという話を本で読んだことがあります。
 日本人は、「Philadelphia」を「フィラデルフィア」と発音しますが、
このような発音では、アメリカでは通用しないという。
「Philadelphia」を「古豆腐屋」と発音すると、アメリカ人には通じるという。
 この際、日本人英語を「世界共通語」にすべきでしょう。
このような発想が日本にはないから、
いつも日本人は「世界標準」に合わせるために四苦八苦しています。
そんなに苦労するならば、日本は、自分で「世界標準」を作ったほうがよいのです。
 ちなみに、中東のアンマンという都市は、
古代においては、「フィラデルフィア」と呼ばれていました。
聖書でも、「The Message to Philadelphia」という文章があります。
 私にとっては、アメリカのフィラデルフィアよりも、
聖書のフィラデルフィアを連想してしまいます。
「"To the angel of the church in Philadelphia write:」





































































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